2007年10月30日火曜日

カボチャのバランスケーキ






コンビニのお菓子売り場は、当たり前のように栄養機能性菓子と野菜、ナッツ、ベリー類意が勢ぞろい。

これまでの、どら焼き、アンパン、菓子パンの棚をどんどん侵略しているように見えますがどうなのでしょうか?

もちろん、胡麻は花形素材のひとつです。

でも、先日は、日課のように立ち寄るコンビニで「カロチン1463μg」の表示に一瞬頭が固まってしまいました。

というのも、私は古い栄養士でビタミンAはIU単位というのが、こびりついているからなのです。

カロチンは6μgがVAの3.3IUだから・・・と結局、このケーキ一切れでVAが約800IU(1日に
必要な2000IUの約40%程度)がとれると納得。(VA換算で)

カルシウム等、ミネラル、ビタミンB群は当たり前になりましたが、このカロチン表示には不勉強
ながら少し感動的でした。


※ケーキ自体は、カボチャの風味がほどよく感じられ、ミルクと一緒でもすごく会う、確かに小腹が減ったときにはちょうどよい分量でした。

※ハロウイーンに関係なく、販売されていました。

2007年10月29日月曜日

ほくほくカボチャの苦い経験ー自家製シュトルーデルとプディング






この数週間、デパ地下、食品売り場は、例年どおり、いたるところで、カボチャを見かける期間です。

でも健康感を伝える野菜としては、カボチャ、ニンジン、ほうれん草は、スイーツでも定番になり、

ブディングも、同様。

でも、私にとっては、10年以上も前ですが、ダイエット商品で缶詰めのカボチャプディング商品化したときの苦い経験を思い出させます。


商品化前の数100kのラインテストで、発売本のスタッフ達、工場の方10数名が立ち会う中、いざフタをあけてみると、プディング状に固まってないのです。
缶詰めの中はドロドロで、もちろん失敗でした。


研究室での試作のイメージは吹っ飛び、一瞬、頭が真っ白になった事をまだ昨日のように思い出させるのです。

その後、製造工程、ゲル化剤の改良で商品化されましたが、私にとっては、忘れられない記憶です。そのときに御世話になった、M社の女性開発担当者のKさんは、結婚式に商品化された、缶詰めのプディングを引き出物にされたそうです。(お元気でしょうか?)

●写真は、自家製のカボチャシュトルーデル風(つぶ餡、サツマイモ入り)とカボチャブディング。(とちらも、砂糖を使用していません)


※シュトルーデルの皮には、ライ麦とすりゴマを。焼きたてより、翌朝の朝食にはピッタリでした。
※冷凍カボチャを使うと簡単ですが、「生のカボチャ」1/4カットは、約5分の電子レンジで柔らかくな
り ます。

2007年10月25日木曜日

やっと宮内シェフのクレープに・・!










先日、恒例の「胡麻若葉普及会」の大阪出張の折、やっと念願のクレープに会えました。

宮内シェフは、深堀社長のブログでも数回登場している、「クレープ造りシェフ」です。

この12月にはわだまんサイエンスの事業としてリニューアルされた「●●クレープ1号店」が大阪の某所に登場します。

以前からクレープ造りの現場に興味のあった私が、まず驚いたのは、雨にも関わらず待っているお客さんの数です。

私が注文を少し遠慮するほど、カップルが次々に注文をしては、ものの2から3分程度で手渡されていきます。

直径約40センチにも及ぶ、外側の皮は「ホワホワ」で中はジューシーな果実素材、サラダ感覚のフィリング等が先端までピッチリ詰まったクレープの種類は40種類以上。

クレープといえば、私の中では「原宿」、というくらい、10年以上前、職場が原宿だった頃は竹下口にたまに高校生に混じって食べた記憶が・・・。

宮内シェフのクレープの皮は、まず一口食べて感じる、素材の風味の後に、パリパリでも、ふにゃふにゃでもない、意外に弾力のあるテクスチャーです。

しかも、フィーリングがくどくないのです。

この日は、一部持ち帰って、冷凍しましたが、クレープが半解凍された状態も、アイスクレープのようで、また美味しくいただけました。

■ レシピーの一部を教えて頂きましたが、1枚の皮には砂糖も油脂も2から3g程度で、ミックスベリークレープは約300kcal前後でした。

(皮の部分が約170kcal前後)

2007年10月20日土曜日

ー台風一過、学会も無事終わりー













■羽田空港と上野限定の「銀座たまやの黒ひとまき」を見つけました。







本当に今年の夏は猛暑で長かった・・・
と、長く感じられたのは、暑さの所為ばかりではく、8月末から9月初旬の食品科学工業学会の準備もその原因のひとつ。


まだ研究生でなかった、昨年始めての学会では、6月から準備しても、当日の朝まで
読み練習にMさんにお付き合いを頂いていた状態で、もうあのプレツシャーはコリゴリと思っていたところに、また今年も・・・。


この重荷は、一重に私の経験不足とはわかりながら、夏休みどころではない立場が恨めしい夏でした。

台風に直撃されながらも当日は、前日の暴風がウソのような猛暑に。
午後からの発表前に偶然見つけて癒されたのが、Teadaのチャイティーです。
http://www1.bbiq.jp/teada/

止まらない汗を感じつつ、あえてホットをお願いすると、写真のような泡アート?を添えて。

本当にマスターの青山さん、あの時は、すごくリラックスできました。

また立ち寄らせて頂きます。でもミルクのハートはどうやって描くのでしょうか?

●その後、メールをしたら、チャイティーの内容についてメールで送ってくれました。
●写真は、夕方福岡から羽田に到着したときの1枚と空港と上野店限定の「黒ひとまき」。


■チャイティーについて(TEADAより):
インドの伝統的な飲み物”チャイティー”を現代のカフェドリンクとしてリメイクしました。濃縮紅茶に5種類のスパイス(シナモン、クローブ、カルダモン、バニラ、ジンジャー)とハチミツを加えて飲みやすく仕上げました

2007年10月18日木曜日

日大の農場だよりーブルベリー摘みー















顧問としても御世話になっている櫻井教授の食品化学研究室は、機能性素材が盛り沢山で時々TV取材も受けておられます。
先日も登校したら研究室には、アセロラ、ビートレッド(赤カブ)、マタタビ等が撮影用に並べられていて、白衣姿の教授が学生達に指揮をとられていました。この時に調理されていた、色鮮やかなビートレットの酢漬けは、味的にも結構いけました。

日大では、JAS認定工場が併設された食品加工実習センターもあり、ソーセージ類も製造されています。
(学生の話によればブルベリー入りのソーセージも造られたとか。
実物が見られないのが残念・・・。)


私の御世話になっているテーマ「ジャンボリーキ」はそのまま食するには、味的には今ひとつですが、ソーセージにはぴったり。
アルコール性肝炎の予防にもよいかも・・・
来年から「胡麻若葉」についても研究室のテーマとして御世話になりますが、市場のニーズも「美味しくて、毎日食べられる機能性素材・形態」に大きく動きつつあるように思います。
「胡麻若葉青汁入りスムージー」「-コラーゲンボール」「―クレープ」等々に商品化されることを期待!
●この日は、夕方から学生と一緒に農場に出てブルベリー摘みを・・。蚊と戦いながらも数kのブルベリーを収穫。
 ※ジャンボリーキ入りのソーセージは、雑誌「Be-PAL]ーキャンパスの発明グルメをいただきますーでも紹介されました。

2007年10月15日月曜日

リグナンリッチ黒ゴマは小粒でパワフル!


今、わだまんサイエンスで展開しつつある、リグナンリッチ黒ゴマは、不思議な胡麻です。
• リグナン含有量は普通の胡麻の2から4倍もあるのに、写真(上)のように種子は、小粒です。

• 種苗登録を見ると、茎の長さや、葉の大きさも全体的に小さいようです。
• 和田萬商店の工場の品質管理の方の話によれば、白胡麻はもっと大小がまちまちとのこと。
• しかも、この種子、産地のミャンマー以外に栽培しても、リグナン値は高くならないとか。
• まさに、特殊な土壌と種子が生んだ傑作がリグナンリッチ黒ゴマなのです。 最近、社長が言うところ の「生サプリ」ブームで、リグナンリッチオイルとあわせて種子そのものも、シリアルバー、チョコレートと活躍しそうな予感です。
※先日和田萬商店の専務に試作品を食べてもらったところ、下記のようなコメントを。
 「すご~~~~くおいしい。食感のふぐふぐした感じ、甘さがべとつかなくて、噛んでいるうちに しあわせ感がムニュ、ムニュとふくらんできます。」