2024年6月22日土曜日

■90歳はやっぱりめでたい、父の10周忌に想う

 先日、知人の御父上の葬儀に参列させて頂いた。

仕事に励み、お酒とゴルフをこよなく愛して、大黒柱として全うした90歳の人生だったとのこと。

ご住職の読経を聞きながら穏やかなな個人の写真を拝見しているうちに、亡くなって10年になる父親を思いだした。

2008年で仕事を辞めてから89歳で亡くなるまでの6年間は、ほとんど運動らしきこと、社会とのコミニケーションを絶って毎日テレビと昼寝の毎日。


そんな生活から当然父親は病院へ入院するときはひどいフレイル状態で、歩行も困難でタクシーの運転手の方に手を借りてやっとの想いで病院に連れて行った苦い記憶がある。

入院後2週間で父は帰らぬ人となった。

父の葬儀は戒名もそこそこに娘達とその伴侶で見送る家族葬だった。


父の死後、華道家の母は愚痴がなくなり、元気で仕事を継続し、94歳で昨年無くなる半年前まで仕事にも意欲的だった。

また、父の死後両国に母を呼び寄せた娘達と’女子会’?食事会も頻繁に。


Iさんの90歳の御父上の葬儀、挨拶状には、ご家族の感謝と追悼の気持ちがあふれていた。


元気で90歳過ぎまで寿命を全うできるか、90歳まで至らず、寝たきり状態の数年間を送るのか。

それを決めるのは自分自身の努力に負うところが多いように思う。

私にとっては、やっぱり90歳はおめでたい、憬れの年齢だ。