2009年1月25日日曜日

新工場でリグナンリッチオイルを搾油




いよいよ今年から、リグナンリッチオイルを2箇所で搾油することに。
この日は、そのバッチ試験のため、ぽかぽか陽気の東京から名古屋へ。
寒波の続く中、この日だけは気温が高く、やっぱり日頃の行いだよね~、と同行してくれた岩橋氏と自画自賛したものの、さすがに現場は北風が強く寒い。(もちろん屋内です)

でも、1か所温かい場所が、焙煎機の前。160度以上の釜は、回転しながら一定の加熱が繰り返され、しばらくその前で炎の美しさに見入ってしまった。


開発担当の、川澄氏、営業の服部氏は、胡麻の選別工程から、焙煎、搾油工程を1階から3階まで、懇切丁寧に説明してくれた。

そうか、搾油仕立の胡麻油は、こんなに色が濃いんだ、と初めて感動。
この工程から、静置保管をして、ガム質を沈澱させ、最終の簿ボトリングへ、

やっぱり、現場は何度見ても興味がつきない。

●この搾油メーカーの企業コンセプトが「知産知商」で、搾油カスの飼料や肥料への利用、環境へのリサイクルにも力を入れている。


その1つが、天然有機素材から作られた「なめくじバスターズ」という、「ナメクジ」やミミズの忌避商品。
キャンペーンソングまで社内で作られ、カラオケにもなって岡崎市では知らない人はいないとか。

川澄様、服部様当日は、本当にお世話になりました。
今年は、「リグナンオイル」をよろしくお願いいたします。






●最近、夜は「ご飯入りにパン」作りに、はまっています。
 この日は、胡麻ペースト、玄米、ドライフルーツ、ピーナッツ入り「ライスプレッド」
 発酵は1晩冷蔵庫の中で。

2009年1月17日土曜日

胡麻若葉の不思議な「とろみ」





今年から、胡麻若葉も粉砕品前チップ状態でも素材展開することになり、早速料理へ。

「胡麻若葉」の魅力は、加熱したり、水に溶かした時の不思議なトロみ。ムコ多糖類のような、ネバネバ物質か、水溶性の食物繊維の所為かちょっと?です。

ただ、60%ものを食物繊維があるので、たぶんこれはセンイ由来ではないでしょうか?


和田専務は、粉砕前チップをお風呂にいれると、肌がツルツル、すべすべになるとかで、私も早速、お茶パックにいれて、お風呂へ。

でも、もっぱら家庭用ミキサーで粉砕して、鍋やスープに入れていますが、自然な苦味が鍋にも結構合います。

胡麻若葉のワカメスープなんて、どうでしょうか?

●左が若葉の乾燥チップで、右はミキサーで粉砕したもの、チップの状態では、茎が結構硬くてそのままでは ちょっと食べられません。


●草餅のヨモギ代わりに(塩を入れると、苦味が緩和されました)




●鏡開きの週末、近所で餅つきが。



●お正月の残りの黒豆をスイートポテトにいれて。

2009年1月11日日曜日

胡麻若葉の研究委託を2つの研究室で。


●画面の検索結果を櫻井教授に


●研究室では、12月からすでに、今年の4年生が引き継ぎに一緒に実習を

この日は今年初登校日。昨年31日まで他の生徒の論文修正をしていた櫻井教授は、この日も4年生の卒論要旨の修正を。

私も、昨年暮れにNMR分析が終わった無臭ニンニク(ジャンボリーキ)の構造を説明頂く。
構造決定されたうち1つが、どうやら、新規物質のようで、ジャンボリーキ班の田中さんに、構造式の検索ソフトで確認の仕方を初めて教えてもらう。

田中さんは、コンピュターの達人で、この日も私のフラッシュメモリーからウイルスを発見してくれた。


この日は嬉しいことが2つ。
1つは、櫻井教授の計らいで、学位論文の副審査にニンニク研究の第一人者の有賀教授(隣の研究室)に担当を頂くことことになったこと。

もうひとつは、胡麻若葉は、現在抗酸化性試験をしてもらっている「食品衛生研究室」と今年からこの食品化学研究室でも学生が担当するようになったこと。

今抱えてるジャンボリーキのテーマが終了しても、研究室や櫻井教授との縁が続きそうです。


●食品加工センターで年1回製造する生ハム。この日は、おすそ分けを....

■表紙の写真は、黒炒り胡麻とプレン生地をモザイク状にしたクッキー。砂糖には、和田専務から頂いた鴻商店の「春雪糖」を使用。黒糖入りのせいか少量でも胡麻の風味をグーンとアップ。

2009年1月6日火曜日

早朝の浅草寺








新年は、いつも昨年がリセットされるようで、ワクワクします。

2008年は、景気はともかく「黄金の豚年」にふさわしく、充実していたので、今年も、願懸けに31日深夜から神社へ。
元旦早朝は、練馬の金乗院、2日早朝は浅草寺とここ数年のお正月らしい行動パターンを。

実は、3年前の年末、私のミスで、誤って出てしまった広告記事の回収問題が起き、生きた心地のしない正月に藁ををすがる思いで神社めぐりをしたのが恒例のきっかけ。

あの時の「目の前が真っ暗な思い」に比べると、ここ数年は平穏無事な正月が、希望に持って迎えられるありがたさを痛感。

浅草寺は、正面からではなく伝法院通りから入る。本当に3日で200万人が参拝するのだろうか?と思うくらい朝の7:00AM前は人影もまばら。友人の分も含めて3回引いたおみくじはすべて吉。
ちなみに、昨年は凶。

そそくさと、参拝を済ませて吾妻橋にでると、やっと明るくなり、隅田川が眩しく映る。

今年も、絶対良い年になる予感と期待で一杯の静かなお正月でした。

2008年12月25日木曜日

韓国でイソフラボン原料がトクホを取得



7月に深堀社長も訪問した韓国のクライアントがやっと、イソフラボン原料でトクホを取得できたため、年末急遽日本へ。
24日は素材メーカーとのミーティングで、韓国のイソフラボン市場のことを伺う。

写真の商品は、日本のフジッコ様の原料でトクホの認可を受けた「楽歩人」という中年女性の骨の健康を訴求した商品。

海外の商品は、ネーミングとデザインが効能をすばり訴求しているものが目立つ。
以前米国で見つけたイチョウ葉のサプリメントは、頭脳のデザインだった。

来年からは約13のトクホを申請した商品が上市されることなると聞き、はたして今回新たにトクホを取得したイソフラボンは売れるのか?ちょっと心配になる。

でも、とにかく約1年がかりでやっと年末に良い知らせを受け、いつになくほっとしたX'masに。






今年は、胡麻を使ったロールケーキをと思い、夜作ったにも関わらず、市販のケーキを買ってきた主人に少し憤慨してしまった。

結局、24日には、市販のケーキを、25日は、「発酵胡麻」とクレープ堂の「摺りたて焙煎胡麻」をフンダンに使用した胡麻ロールを・・。

見た目はともかく、摺りたて胡麻の香り、発酵胡麻の味には満足でした。

2008年12月21日日曜日

パンデミック対策には煎り胡麻も。




ニューフードインダストリーの編集をしている「ヒューマンウイング」の今西氏から、「紀の国屋」の美味しい和菓子を。このお店では「相国最中」が自信作とのことですが、私は栗饅頭にポイント。

今西社長、いつもながら感謝です!。

メールで頂いた「パンデミック対策備蓄資料」に刺激され本格的に食糧リストと備蓄を決意。
(下の備蓄3カ月分の表:ニューフードインダストリー2008.VOL50より)

3週間とも3カ月分とも言われている食糧は、とりあえず日持ちのする乾物、レトルト、缶詰めを二人分3カ月を目安にする。

ガス、電気も断たれることを考慮すると、米、小麦のほか、すぐ食べられる缶詰め、ナッツ類、レトルト類も必須。でもこんな時に、「ゴマ製品」は心強い保存食、早速K単位で和田萬商店にお願いする。

以前、山で遭難したした人がマヨネーズ1本で一か月生存した話やチョコレートで生き延びた話を思い出す。

そうだ、いざとなったら、野菜ジュースと煎りゴマ、ドライフルーツ、煎り大豆、カカオマスをかじってでも生き延びなければならない。

でも、本当に被害が少ないことを心から祈っています。


<我が家のパンデミック備蓄保存食リスト>

■エネルギー源として→発芽玄米、小麦、植物油、胡麻、ナッツ類、砂糖、
■タンパク質の給源として→煎り黒ゴマ、煎り大豆、サバ缶、豆乳
■ミネラル、ビタミンの給源として→胡麻、野菜ジューズ、豆乳、切干大根、サプリメント
■食物繊維類の給源として→野菜ジュース、胡麻、海苔、ワカメ、


2008年12月9日火曜日

季節のフルーツケーキ

先週は、報文の修正に、時間がかかり久々に徹夜になってしまった。

こういう時に限って、お菓子が作りたくなり、季節柄、フルーツケーキを。

これは、自称「ぶらん菓」の中でも一番の自信作で自分でも美味しいと思う貴重な1品。

ラム酒への漬け込みレーズン、フルーツは、1年以上の年代もので、つい最近まで1999年からのものがあった。
砂糖は使用せず、還元麦芽糖、米発酵液と、黒糖を使用するので、GI値は高くない。






今回は、これまの発酵マーガリンをやめて、植物油脂にクリームチーズを添加したところ、期待以上の味に満足。今度は、発酵胡麻、味噌、酒かす等で試してみようと思った。

やっぱり発酵食品は、使い方でお菓子にも意外な味が期待できそう!

ちなみに、発酵胡麻は、胡麻とは言いながら、まったく別の味で、胡麻の香りの名残りがなく、クリームチーズに近い。

2008年11月30日日曜日

セサミファイバーはエコフーズ




いよいよ来年からは、セサミファイバーが展開できそう!

これは、深堀社長の「胡麻関係の思い入れ素材」の1つで、リグナンリッチオイルを搾油した後の、脱脂胡麻。

以前から、「ぶらん菓」でもベーグルや、黒五と焼菓子に使用したものを、表紙に使用させてもらっていますが、現時点では、まだまだ飼料用への用途だけだったのです。

先週は、大坂のお客様で引き合いを頂き社長、ミヤコ化学の岩橋氏、深堀社長と訪問。

お客様曰く、「セサミファイバー」は未使用の利用資源ということで、これを食べることは、エコ活動にもなるし、素材自体は土に戻せば、環境にもやさしい素材とのこと。

確かに、日本は年間 5800万トンの食料を海外からの輸入に頼っていながら、食糧廃棄量は一年に1940万トンも廃棄している。

これは本当にもったいない。

M社様、今回のセサミファイバーの企画、ありがとうございます。ぜひリグナンリッチオイルと合わせて、菓子、製パン、料理に用途を広げてください。




●この日は、午後「カンカの国際シンポジウム」のために近畿大学へ。
 長瀬の商店街を抜けると、大学への正門へ、庶民的な商店街の空気と学内のギャップが雰囲気とのギャップ がなんとも言えない。

 シンポジウムは、カンカ以外にも、茶花の機能性紹介にも興味を覚えました。







2008年11月17日月曜日

胡麻若葉ポリフェノールに強い抗酸化活性


4月から胡麻若葉のポリフェノールの抗酸化性成分について研究をお願いしているのが、日本大学、食品衛生研究室。
10月に抗酸化活性について、非常に興味深い結果がでました。

サンプルは、成分比較も行っている、、桑の葉、ケール、大麦と比較しました。

抗酸化活性の測定には、指標になるフリーラジカルをとれだけポリフェノールが消去する力があるか?を測定する方法で、今回は3つの指標物質で実施しています。

興味深いのは、単純に比較すると、桑の葉が胡麻若葉を上回ります。
ところで、素材がもっているポリフェノール含量と比較すると、同じ重量のポリフェノールの持つ抗酸化性では、胡麻若葉は最も強いことが確認できました。

つまり、胡麻若葉のポリフェノールは少量でも強い活性をもつ、ということが確認されました。

今後は、活性成分について単離、構造決定をする予定です。

※詳細は、改定された「胡麻若葉」パンフを参照ください。
※胡麻若葉を研究して頂いている「食品衛生研究室の松藤寛准教授」が19日の第4回アグリビジネスフォーラムで「ポリフェノール、フラボイドについて」講演をされました。















●当日、日本大学他、玉川大学、東京農大、明治大学、東海大学の産学官連携の成果が、研究発表、 研究シース、商品という形で展示。

お酒、化粧品、菓子、機能性ドリンク、エコビジネスへ応用等、ユニークな商品群にまた刺激を受けました。来年はぜひ、胡麻若葉も。







2008年11月14日金曜日

NYからお菓子だより



NYで働く日本人のメル友が、またお菓子の写真を送ってくれた。

ハロウイーン後、もうx'masのデコレーションが始まっているらしい。
(残念ながら、やや画素数が足りません)

思えば、ちょうど2カ月前、リーマンBの破綻を、午後のメール一番に知らせてくれたのも、彼女でした。

経済に疎い私は、リーマンBって、中堅の証券会社なの?的なノリで、翌日のニュースでやっと世間の温度が
理解できた状態。

東南アジアで建材を扱っている人からは、7年間継続した商品の日本の発注が激減して、日本の様子伺いで電話を頂く。

確かに、この2カ月の変化は、さすがの私も底冷えを感じてきました。


でも、こんな中でもおかげ様で、リグナンリッチオイルの新製品がこの秋発売、スタッフやお世話になっている人達はアグレッシブで元気がよいのが、救いです。

今は、次のために地道に準備をする時期かもしれません。

来年に向けて、胡麻の素材開発にがんばろう!