2008年9月28日日曜日

絶版の「胡麻の謎」

最近の胡麻への私自身の興味は、リグナンの機能性より胡麻のその食暦へ・・。

ニンニクに負けず食暦の長い、胡麻が、スパイス、ケーキ、儀式にどのように使用されていたか?という点。

さらに、アロマテラピーとしての効果への興味はつきません。

ギリシャ、ローマ、中国、もちろん日本でもその食効を記す履歴はたくさんあるのに、実際に1日にどのくらい食べられていたのか?という具体的な数値を見つけるのがられない意外に難しい。

これが判ると実際に摂られていたリグナン量が逆算でき、食効が期待された量も目安がつきます。

ただ、摂取量は別としても、「胡麻ストーリー」を見つけるのに、事欠かないタネ本を最近図書館で見つけました。
9年前に出版されて既に絶版になっている「胡麻の謎」です。




メソポタミアでは、人類創世記以前に、神様がゴマの酒を愛飲していた、
ガンダーラの仏像は、ゴマ油を整髪料に使用していた等々、すぐ商品とリンクできそうな「ゴマの逸話」が満載。

菓子としては、ローマもギリシャも胡麻の蜂蜜の組み合わせが一番ポピュラーとか・・。

これを読んで、すぐ連想したのが和田萬商店の「胡麻の秘密」と白玉屋新三郎の「胡麻蜜」。

特に「胡麻の秘密」は深堀社長が韓国出張時にお土産に持参したところ、早速商品の引き合いを頂いたほどの絶品。

しかも、世界初の「胡麻蜂蜜」とのブレンドはローマ時代でも食されてないはず・・・。

クレープにも黒五ペーストとメープルシロップが使用されていますが、やっぱりゴマペーストには蜂蜜類との組み合わせが王道なんでしょうね。
(1:1が黄金比と言われています)