10月になると、近くのピラカンサが瞬く間にたわわな実をつけました。
秋の風物詩となったこの枝を見るたび、華道家である母のピラカンサ作品を思い出します。
まるで花材となる前の野生の姿を彷彿させる生け方です。
この作品からは、母もどこかで自然に育つピラカンサを見て、私と同じ感動を抱いたに違いないと、
思わずにはいられません。