母親の引っ越しで、仕事に使う花器の他、眠っていた食器類が山のように出てきました。
その一つが、後藤塗弁当箱。
昭和51年に国の伝統工芸品に指定された香川県の「後藤塗(ごとうぬり)」のお弁当箱。
貼り合わせではなく、「栃」をくり抜いて作られていますので丈夫でしっかりとしています。
内側は、摺うるし塗で木地に生漆を摺るように薄く塗り、木目の美しさが生かされています。
それに、漆を20回以上重塗りをすることで抗菌作用も期待できるとか。
なによりも、普通のおかず、残りモノを詰めてもなんだかご馳走にみえるので、普段使いに決めました。